あらい歯科ブログ

子供の虫歯予防について

2017年5月29日 (月)

大人も子供も、できれば歯医者のお世話になりたくないと思う人が多いと思います。

一昔前に比べると歯医者での治療は痛みが少なくなってきましたが、それでも歯医者に対する恐怖心がある人は大人でも多いです。またできれば子供にはきれいな歯でいてほしい、銀歯などにはしたくない、と思っている親も多いです。

そのためには、虫歯の早期治療はもちろんですが、それ以前に虫歯を防ぐ予防歯科に力を入れる必要があります。

予防歯科の方法としては、歯医者で正しいブラッシング方法を指導してもらうことや、フッ素塗布があります。フッ素は虫歯を予防するうえで重要な役割をします。市町村によっては、幼い時期に無料でフッ素塗布を行ってくれる自治体もあります。もちろん有料でも塗布してくれます。

特に小学校入学未満の子供の場合、正しいブラッシング方法を指導して、子供自身がそれを実践するということは極めて難しいです。ブラッシング方法は、親が仕上げ磨きの際に気を付けるしかありません。

また多少磨き残しがあったり、歯磨きする前に眠ってしまっても虫歯になりにくくするために、フッ素塗布は有効です。今はフッ素が配合されている歯磨き粉も多いので、そういったものを利用するのもいいでしょう。

ちなみに歯医者でのフッ素塗布はとても簡単です。フッ素のジェルを歯に塗っていくだけです。子供でも大丈夫なように、フッ素にフルーツの味がしてあることも多いです。痛みもなく、塗布にかかる時間もあっという間です。少しでも虫歯になるリスクを下げるため、歯医者でのフッ素塗布は有効です。

他にも、キシリトール入りのタブレットなども市販されています。おいしい味がついていて、ラムネ感覚で子供は食べることができます。そういったものを与えるのも、虫歯の予防になります。

乳歯はいずれ抜けるため、乳歯の虫歯は問題ないと考える親もいますが、歯が抜けたからといって口の中の虫歯菌はなくなりません。そのため、永久歯になっても、虫歯になるリスクがあります。

もちろん予防歯科は子供だけでなく、大人も重要です。

定期的に歯の検診を受けて、自分の歯を守りましょう。


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