あらい歯科ブログ

歯が欠けてしまった場合の対処法とは?

2017年8月28日 (月)

今回は歯が欠けてしまった場合の対処法について、ご紹介いたします。食事の最中に硬いものを噛んでしまって歯が欠けてしまった、転んだ拍子に歯が欠けてしまった、など、ふとしたきっかけで突然歯が欠けてしまうということがあります。また虫歯によるものや、歯軋りやスポーツで歯を食いしばるなど、日頃の習慣による歯への負担から歯が欠けてしまうということもあります。突然歯が欠けてしまったとき、どうしたら良いのかを事前に知っておくことで、緊急時に最適な対応をすることができます。最悪なケースは放置をしてしまうことです。この危険性については後述いたします。

では歯が欠けてしまった場合、一体どうしたら良いのでしょうか?一番理想的なのは、早急に歯科医院を受診することです。状態によっては、欠けた歯を再び接着させることも可能です。また歯の中には神経が通っているため、神経部に影響がないかなど、歯医者にしっかりと診てもらいましょう。場合によっては、歯の神経がむき出しになってしまっていることもあり、この時の歯の状態は非常に繊細で外部からの影響を受けやすく、雑菌などが付着すると炎症を起こして症状を悪化させてしまう恐れがあります。そのため、万が一歯が欠けてしまった場合は、自分でむやみに歯を触ったりしないようにしましょう。

具体的な歯科医院での治療については、歯の欠け具合によって異なってきます。まずは歯の神経が露出してしまっている場合です。この場合は、神経を除去して根管治療を行い、被せものをする治療を行います。次に欠けた歯が脱臼している場合は、応急処置的に両脇の歯と固定させて数日間様子を見ることがあります。万が一歯が根元から折れてしまったりした場合には、折れた歯を抜歯して、インプラント治療を行うこともあります。また欠けた箇所が小さく、更に表面的なもので神経に影響がない場合、特に抜歯などはせずに、欠けた箇所の角を落として、口内を傷つけないようにする方法があります。

ちなみに万が一放置してしまった場合の危険性についてもお話しいたします。歯が欠けてしまっても、特に痛みもなく見た目もあまり気にならないから歯医者に行く必要もない、と思われることもあるかもしれません。しかし、はっきりと目には見えなくても、欠けた歯が非常に脆弱で、更なる状態の悪化を招きかねません。また歯が欠けた部分というのは、非常に鋭利で口内を傷つける危険性もあるため、必ず放置はせずに、なるべく早めに歯科医院にいきましょう。


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