あらい歯科ブログ

歯ブラシの種類と効果

2017年2月13日 (月)

ドラッグストアに行くと、歯ブラシが何種類もあって迷ってしまう、といったことはありませんか。新発売の歯ブラシが出る毎に買い替えたりするのは楽しいものですが、これは実はあまり良い習慣ではありません。ここでは、歯ブラシの種類と効果についてご案内しますので、参考になさって下さい。

歯ブラシは、ヘッドが大き過ぎるタイプを使用すると、奥まで届きずらくなります。ヘッドは、歯1本分若しくは、奥歯の1本半くらいのものを選びましょう。そして、歯ブラシの硬さは、硬めのものを使用すると、歯が削れたり歯茎に傷が付いてしまいますので、普通~柔らかめのものを選んで下さい。しかし、歯ブラシの硬さは、あまり柔らか過ぎてもしっかり磨けません。あまりに毛先が細くて柔らかいと、歯周ポケットにまでブラシが入るので、綺麗に磨けているように感じます。しかし、毛先が細いと歯ブラシ本体は動かしても、毛先がしなるだけで動かないのです。これでは、歯の表面の汚を落とすことはできません。特に、プラークが固まりやすい中高年の方は、あまりにも毛先が細くて柔らかい歯ブラシを使用するのは良くありません。

歯ブラシの中には、山切りカットという毛先がギザギザにカットされたタイプがありますが、歯の表面の汚れを落とすためには、毛先がフラットになっているタイプの方が、綺麗に磨くことができます。

それから、歯ブラシのネックがアーチ状になっているタイプを見ると、「きちんと磨けそう」なイメージが湧きますが、歯医者でお勧めしている歯ブラシは、ヘッドから柄の部分まで真っ直ぐなタイプです。歯ブラシを買い替える度に、形状のことなる歯ブラシを使用すると、綺麗に磨けなくなってしまう恐れが出てきます。何故なら、ネックに少しでも角度が付いていたりすると、それまでの磨き癖で磨くと歯に当たらない箇所が出てくるからです。

歯医者でお勧めする歯ブラシ

①ヘッドは小さめ

②毛先がフラット

③硬さは普通~柔らかめ

④ヘッドから柄まで真っ直ぐなタイプ

歯医者では、歯磨きがきちんとできているかチェックして、歯磨き指導をしてくれます。また、どの歯ブラシを使用したらいいのか分からない場合は、歯医者で取り扱っている歯ブラシを購入するという方法もあります。お子様の歯磨き指導に困っている方や、歯周病でどの歯ブラシを使ったらいいのか分からないという方は、定期検査を受けて相談してみましょう。当院でも、随時、受け付けております。


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