あらい歯科ブログ

治療後にくる痛みの原因とは

2017年6月8日 (木)

歯医者で虫歯等の治療を行った後に、全ての悩みが無くなるわけではなく痛みが来る事もあります。

こうした治療後の痛みの原因として、治療ミスによって虫歯を残してしまったのではと懸念される方も居ますが、多くの例ではこうしたミスから発生するのではなく、神経が過敏に反応している事から来るものです。

もちろん歯医者での治療が全て完璧というわけではなく、虫歯を取り残す等のミスから治療後の痛みに繋がる事もあるのですが、歯の治療においては神経が刺激されるために、虫歯を取り除いた後に神経が過敏状態になります。

治療後の数日程度はこうした過敏な状態が継続する為に、虫歯と似たような痛みを味わう可能性もあり、例えば固いものが歯に当たって刺激があれば、それが痛みとして響いたり、熱いものや冷たいものを飲食した時に痛みが発生することもあります。

歯科医院に治療後の不快感や痛みで通院してくる患者さんの大半は、神経の過敏状態から来ているものであり、数日程度で痛みがひいていく可能性が高いと言えます。

一週間程痛みが続いても、薬の力も必要とせずに痛みが無くなっていく事も多く、仮に一か月以上も痛みが続くような場合は、歯科医院に連絡して診察してもらいましょう。

よく、「歯の神経を取ったのになんで噛むと痛いんですか?」と聞かれることがあります。

歯の神経の治療とは、歯の中の神経を、根の先で切断して取り除いています。脳から派生している神経を根の先端で切断していますので、その切断面の傷が癒えるまで、しばらくは噛むと痛いものなのです。

また、以前に根管治療を行なっている歯が、何らかの原因で感染を起こし、再度根管治療を必要とする事もあります。あまりに腫れている場合は切開治療を行って膿を外に出すこともあります。また、ストレスといった精神面の影響から痛みが出る事もありますから、治療後の歯の痛みは様々です。


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