あらい歯科ブログ

インプラント治療における、抜歯即時埋入とは?

2019年12月5日 (木)

blog_201912インプラントとは、歯を失った部分に歯根の代わりになるボルト(インプラント体)を埋めこんで、人工の歯を装着するわけですが、多くの場合、歯を失った(抜いた)後、骨が治るまで待ってからボルト(インプラント体)を埋入します。
抜歯の後、骨が治るまでには通常36ヶ月を要します。この期間を待たずに、抜歯したその日にインプラントを埋め込む(埋入する)方法が「抜歯即時埋入」なのです。


この方法であれば、治療期間を大幅に短縮できるうえ、抜歯とインプラント埋入を同時に行うので、麻酔も一回で済みます。

ただし、全ての症例においてこの「抜歯即時埋入」が可能なわけではありません。
歯周病によって骨が吸収している場合や、根尖病巣が大きい場合は、抜歯即時埋入ができません。

当院では事前に必ずCTを撮影させていただき、抜歯即時埋入でもインプラントの成功率に問題が無いと確認した症例にのみ、この方法をご提案させていただいております。
例えば、他の歯医者で、「この歯はもう抜かないとダメですね」と言われたけど、どうしようか悩んでる場合、もしかしたら抜歯即時埋入のインプラントが出来るかもしれません。もちろんCTは無料で撮影させていただいております。お時間がございましたら、ご相談にお越しください。

★通常のインプラント治療の流れ★

抜歯

3ヶ月待つ

インプラント埋入(1次オペ)

インプラント体が骨と結合するまで待つ
(上顎4〜6ヶ月、下顎2〜4ヶ月)

アバットメント装着(2次オペ)

精密印象(型取り)

上部構造(人工歯)装着

噛み合わせ、清掃状態のチェック

メンテナンス(定期検診)


2次オペから人工歯装着までに約1ヶ月かかりますので、この流れだと、歯を抜いてからインプラント治療が終わるまで最短でも6ヶ月かかります。

抜歯即時埋入が可能な場合は、以下のような流れになります。

★抜歯即時埋入インプラント治療の流れ★

抜歯および、インプラント埋入(1次オペ)

インプラント体が骨と結合するまで待つ
(上顎4〜6ヶ月、下顎2〜4ヶ月)

アバットメント装着(2次オペ)

精密印象(型取り)

上部構造(人工歯)装着

噛み合わせ、清掃状態のチェック

メンテナンス(定期検診)


この流れだと、最短で3ヶ月で治療を完了することが出来ます。全ての症例に適用できるわけではありませんが、一度CTを撮って調べてみてもらってはいかがでしょう。


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