あらい歯科ブログ

歯ブラシの交換頻度

2017年4月29日 (土)

健康な歯をキープするために、毎日の歯磨きを心がけている人がたくさんいます。しかし使用する歯ブラシの毛先がしっかりと歯に当たっていなければ、歯垢や食べかすなどを除去することはできません。歯ブラシは使用回数が増えるにつれて左右に開くようになり、この開きが大きくなると歯にしっかりと毛先を当てることが難しくなります。当然のことながらこのような歯ブラシでは、歯をきれいにすることはできません。では歯ブラシを交換するベストなタイミングとはいつなのでしょうか?

この点を歯医者さんに相談すると、多くの場合「一か月を目安にしてください」という答えが返ってきます。一日三回歯を磨くと、歯ブラシは一か月で約九十回使用されることになります。そのため使用から一か月後の歯ブラシはかなり使用感が出てきます。

しかし一か月間使用した歯ブラシを見ても大きな開きがないために、まだ使用できると感じることもあるでしょう。このような考え方は間違いではありません。それでも一か月後に新しい歯ブラシを購入して使用してみると、歯についた汚れが非常によく落ちるように感じられます。歯ブラシの毛そのものは長期間の使用によって弱くなることがあります。そのため開きがそれほどないものでも、汚れが落ちにくくなることがあるのです。見た目は何ともないものの、歯磨きをしても何となく汚れが残っていると感じた場合は、交換時期と考えるべきです。

もしかすると一か月に一度のペースで歯ブラシを交換することは、少し早すぎる気がすると感じる人もおられるかもしれません。しかし世の中にはたくさんのドラッグストアが存在します。そのようなところへ行けば歯ブラシは非常にリーズナブルな価格で販売されています。むし歯になって治療を行うよりも、毎月歯ブラシを交換してむし歯を予防するほうが、経済的な面でも精神的な面でも安心できます。

また一か月以内であっても、歯ブラシが広がってきた場合は交換するのがベストです。また、ドラッグストアなどでは歯ブラシの毛が固い素材でできているものが販売されており、こうしたものを購入する人もいます。このようなものは歯ブラシの毛が丈夫であるために、比較的長く使用することができます。しかし歯医者さんは同じ歯ブラシを長期間使用することを勧めていません。その理由は歯ブラシの汚れです。細かい毛で構成されてる歯ブラシには、汚れが容易に入り込んでしまいます。加えてそれらを除くことは困難であり、汚れた歯ブラシを長期間使用すると健康に害が及ぶことがあります。そのためいくら丈夫であっても、歯ブラシに汚れが溜まった場合はすぐに交換するべきです。

もし歯ブラシの交換のタイミングがいまいちわからないなら、歯医者さんに行ってその点を尋ねると良いでしょう。歯ブラシの寿命は歯磨きの仕方や歯並びによっても異なりますので、プロの意見を聞くのが一番です。


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ゴールデンウィーク!!

2017年4月29日 (土)

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こんにちは。
ゴールデンウィーク前半は2連休です。
今日は、気が早ってしまい、2時半に起きてしまいました。そのまま起きて、海に向かいました。4時前に辻堂に到着、
日の出前から海に入りました。しかし、
もうすでに四人ほどラインナップしていました(*_*)
波は、まあまあでしたが、天気は快晴で
楽しめました!!


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チョコレートを食べると虫歯になりやすいって本当?

2017年4月24日 (月)

虫歯になってしまい、歯が痛いという方がいらっしゃるかと思います。虫歯で歯が痛くなると、チョコレートのようなお菓子を食べた後にすぐ歯磨きをしなかったからいけないんだ、と反省する方もいるかもしれません。子供の頃からチョコレートを食べると虫歯になりやすいと教え込まれている人も多いのではないでしょうか。

しかし、実際のところ、チョコレートを食べると虫歯になるというのは、事実ではありません。むしろ、チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、虫歯を抑える成分が入っており、チョコレートを食べることにより、虫歯を抑えてくれるのです。チョコレートに含まれているカカオポリフェノールは抗酸化物質であり、虫歯を防ぐ作用があります。

では、何故チョコレートを食べると虫歯になりやすいと思われるのでしょうか。

チョコレートといっても、カカオ含有率の高いチョコレートであれば、カカオポリフェノールがたくさん含まれていますので、虫歯予防にもなるのです。一方、甘いミルクチョコレートにはカカオポリフェノールの含有率が低く、ホワイトチョコレートにはカカオポリフェノールが含まれていないのです。カカオが沢山含まれているチョコレートは、あまり甘くありませんから、砂糖も少なくなります。そこで、カカオ含有率の高い、苦いチョコレートを食べることで、虫歯予防になります。

しかし、甘いチョコレートには砂糖が沢山含まれておりますから、これが虫歯菌の大好物となります。虫歯菌は歯に残っている糖を材料にして酸を産生します。この酸が歯を溶かして、歯に穴を空けます。これが虫歯の原因となるのです。

虫歯はチョコレートが犯人というよりも、チョコレートに含まれる砂糖が虫歯の原因になるのです。

このブログをご覧の方で歯が痛いという方がいらっしゃいましたら、すぐに歯医者にかかってください。虫歯は放置しても治りません。一時期的に痛みが治まる事もありますが、静かに進行していきます。放置しておくと、ある日突然痛みが強くなります。深夜や休日に痛みが出てしまうと、近くの歯医者を探す事が出来ない場合もございます。

まずは少しでも気になったなら、早めに歯医者にかかり、虫歯が小さいうちの治療をオススメします。虫歯の治療は小さいうちであれば、回数も少なくなりますし、時間もかかりません。酷くなれば、通う回数も増えてしまいます。

特に甘いものが好きな方は、まず普段から食べた後にすぐ歯磨きをし、虫歯にならないよう気を付けて下さい。


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歯医者で行うレントゲンの重要性と安全性について。その被曝量とは?妊婦さんでも問題ない?

2017年4月19日 (水)

歯医者にかかろうとしているけれど、妊娠中でレントゲンを撮影するのが不安という方もいらっしゃるかもしれません。

歯医者にかかると、たいていレントゲンを撮られます。レントゲンというと、体に悪い気がしてしまうので、撮りたくないような気持ちになることもありますよね。しかし、歯科医院で治療を受ける際には、レントゲンが必要になる事があります。

そもそも歯の治療をする際、歯というのは表面だけを見ていても、歯の中にある虫歯を発見する事は出来ません。ですが、虫歯は見えないような場所にも出来ているものです。

例えば、歯と歯の間に出来てしまった虫歯を発見するには、目で見ただけでは確認出来ない事もあります。また、治療をして詰め物をした歯であっても、その下の歯の虫歯が進行している事もあります。もしも虫歯が進行していたら、目で見て確認出来ません。こういった時もレントゲンだと確認が出来るのです。

また、歯根の中の神経の治療では、特にレントゲンが必要となります。根の治療は特に難しく、レントゲンを使えば複雑な根の形や神経の有無を調べたりする事が出来ますし、根管の治療後には根管充填の状態も調べます。肉眼だけでは確認しきれない歯根の中は、レントゲンでチェックしながら治療を進めます。

歯だけに限らず、レントゲンを使うと骨の状態も見れますので、歯周病により骨が溶けていないかどうかも確認出来ます。親不知(おやしらず)の状態を見るのにもレントゲンを用います。

しかし、治療を行う度にレントゲンを撮られると、気になるのが被曝量です。健康に被害は出ないかと心配にもなります。

ですが、人間は普通に生活をしていても被曝しています。自然界から浴びる放射線被曝量は年間にして、平均で約1.5~2.4ミリシーベルトとなっています。一方、歯医者で1枚のレントゲンを撮影する際に浴びる放射線量は、口の外から顎全体を撮影するパノラマレントゲンでは0.02ミリシーベルト、口の中にフィルムを入れ、外からX線をあてて撮影するデンタルレントゲンでも0.01ミリシーベルトとなっています。

万が一、妊婦さんが撮影されてしまっても、撮影箇所が口の辺りに限られており、被曝量も少ない事から、まず胎児への影響もないと考えられています。しかし、念の為、撮影をしないという歯医者さんも多いので、妊娠中であることを、先に伝えておくと安心です。

一般的に歯医者では、治療の前にレントゲンを撮影することが多いので、妊娠中の方は最初に申し出ておき、不安を解消して治療に臨みましょう。


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インプラントオーバーデンチャーとは

2017年4月8日 (土)

当院では、一本二本の歯の欠損だけでなく、時に残存する歯が無いという方の治療を行うこともあります。こうした患者様の場合には、いわゆる総入れ歯と呼ばれるものを適用する事が多いですが、総入れ歯には様々なデメリットがあります。通常入れ歯やブリッジは残存する歯に固定しますが、総入れ歯は固定する支点が無いので、粘膜で固定することになります。しかし、そうなると固定力が著しく低くなり、食事中にズレてしまったり、食べ物が隙間に挟まったり、様々な不具合が生じてしまいます。さらに咀嚼力が大きく低下してしまうので、これまで大好きだった食べ物が食べられなくなるという悲しい事も起こってしまうのですが、インプラントで一本一本歯を埋め込んで行くとなると、莫大な費用が発生してしまいます。

このように残存する歯が無い場合、総入れ歯でもインプラントでもデメリットがあるわけですが、これらの折衷案とも呼ぶべき治療法がインプラントオーバーデンチャーと呼ばれるものです。一般の方にはあまり馴染みの無い言葉かも知れませんが、インプラントオーバーデンチャーとは総入れ歯を粘膜ではなく、インプラントの土台に固定するという発想で生まれた治療法です。

インプラント治療では顎の骨に土台を埋め込みますが、通常この上に人工の歯を一本かぶせて治療を行います。しかし、これでは前述の通り一本一本の場合にはかなりの費用になりますし、治療期間もバカになりません。しかし、インプラントオーバーデンチャーでは、2~4本のインプラントの土台を利用して、総入れ歯をがっちりと固定することが出来るのです。固定方法はボールタイプと呼ばれる接合部がボール状になっているもの、またバータイプと呼ばれるものなど様々なものがありますが、いずれにせよ粘膜よりもはるかに強固に固定することが出来ます。

またこうしたインプラントオーバーデンチャーではインプラントの土台を全ての歯に対応させて挿入する必要は無いので、一本一本インプラントを埋め込むよりもはるかに費用を抑えることが出来ます。(通常2~4本のインプラントを埋め込むことで、インプラントオーバーデンチャーが可能です)このようにこれまでの総入れ歯とインプラントの両者のデメリットを解消し、それぞれのメリットを伸ばすことが出来るインプラントオーバーデンチャーですが、最近では当院でも比較的よく選ばれるものになっています。こうしたインプラントオーバーデンチャーを含む、様々な治療法の可能性についてカウンセリングを受けることが出来るので、費用の事や、メリットやデメリットなど、気になることがあればぜひじっくりとご質問下さい。


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