2018年9月28日 (金)
夜間休日の診療内容について。痛みを取る応急処置のみの場合もあるため医院に事前確認
たとえば、東京都や横浜市などの歯科医師会が運営している「休日歯科応急診療所」や「夜間救急歯科診療」などの場合は、ほとんどが痛みを取るための治療と飲み薬の処方になります。そして、「今後の治療は、かかりつけの歯医者さんに行ってくださいね」というかたちになるでしょう。
しかし、ほとんどの歯医者は予約制のところが多いため、予約せずに行くと応急処置のみになるかもしれません。やはり事前に電話して確認し、予約を取ったほうがよいでしょう。
夜間休日診療の診療費について。治療費が割増になる可能性とその理由
歯科医師会などが運営している「休日救急歯科診療所」や「夜間救急歯科診療所」などの場合は、治療費に「休日加算」や「深夜加算」が加わります。
一方、一般の歯科医院で、もともと診療時間として、「日曜日10:00〜14:00」のように表記されていた場合は、この診療時間内であれば、治療費に休日加算されることはありません。
夜間休日に歯が痛くなった場合の対処法は?自宅でもできる突然の歯や口腔のトラブルに対する応急処置救急で歯医者を受診すべき状況について。緊急性が高い歯・口腔の症状
外傷により、歯が折れたり抜けたりした場合は早急に歯医者を受診すべきです。抜けた歯や折れた歯は、牛乳または唾液につけて持って行きましょう。
また、歯が原因で顔が腫れてしまった場合もなるべく早めに受診した方がよいでしょう。あまりひどくなると「頬部蜂窩織炎」になることもあり、さらに放置すると口が開かなくなり、ひいては生命にかかわる事態に発展することもあるため油断は禁物です。
歯や口腔内の痛みを緩和する方法
頬が腫れてしまった場合は、冷やすことが効果的です。ただし氷のようなもので冷やすのは冷やし過ぎで、冷却シートのようなものを貼って冷やすのがよいでしょう。
歯がズキズキ痛む場合は、状態にもよりますが、氷を口の中に含んだりして冷やすと痛みが和らぐことがあります。
また、歯の根の治療を途中でやめてしまい放置していて痛くなったときは、歯に詰めてある仮のふたを自分で取ると痛みが和らぐことがあります。
歯や口腔内の出血を緩和する方法
外傷などにより口腔内が切れて出血した場合は、ガーゼ(なければ清潔なハンカチまたはティッシュ)で押さえて圧迫止血してください。1時間ほど圧迫止血しても血が止まらない場合、または切れた範囲が数センチに及ぶような場合は、口腔外科のある大きな病院を早急に受診したほうがよいでしょう。
親知らずを抜いたあとに血が止まらなくなった場合も同様で、ガーゼをしっかり噛んでください。(30分〜1時間ほど)途中でガーゼを交換する際には、なるべくうがいをしないようにしましょう。うがいをすると余計に血が止まりづらくなります。
あまりにも血が止まりづらい場合は、紅茶のティーバッグを少し湿らせて出血部分にあてて噛んでおくと血が止まりやすくなります。
歯科医院の受診まで症状を悪化させない方法
歯周病により歯茎が腫れている場合は、口腔内をなるべく清潔に保つことです。腫れている部分の歯茎を、やさしく丁寧にブラッシングし、多少出血しても気にせず磨いてください。歯と歯の間や、歯と歯茎の境目に汚れが残っていると細菌が繁殖し、腫れがひどくなってしまいます。
虫歯で歯に穴が空いている場合は、痛みがなければ、毎食後に歯ブラシで穴に詰まった物を取り除いたほうかよいです。
昔は、「虫歯の穴に正露丸を詰めておくといい」と言われました。これは穴に食べ物が詰まると痛む場合の仮封剤としての応急処置になるでしょう。
親知らずの周りの歯茎が腫れて、頬まで腫れてしまった場合は、冷却シートで頬を冷やし口腔内はなるべく清潔にし、イソジンなどでうがいした方がよいでしょう。もちろん飲酒は控えてくださいね
日曜日も通える歯科医院の探し方について。歯科医院のポータルサイトやインターネットで検索
いまでは、歯科医院を探すためのポータルサイト(検索サイト)が多数あります。
スマホやパソコンで「日曜診療 歯医者」などとキーワードを入れて検索すれば容易に見つかると思います。
矯正歯科などな専門医がいる歯科医院も探すことかできるでしょう。中には祝日も診療している歯科医院もあります。
しかし、臨時で休診している可能性もあるため、初診予約または再診予約を電話またはインターネットで取ってから受診した方がよいと思います。
日曜日も診療を行う歯科医院のメリットについて。平日と同じく治療や割増ではない治療費用
歯科医院には必ず標榜してある診療時間というものがあります。
例、
月、火、水、金
9:00〜13:00 14:30〜20:00
土、日
9:00〜13:00 14:30〜17:00
午前午後とも最終受付は30分前まで
休診日:木曜日・祝日
上記のような診療時間の掲示は主に歯科医院の入り口、または待合室、ホームページで確認できます。
この診療時間内に保険診療を受けた場合は、たとえ土曜や日曜であっても割増料金を取られることはありません。
治療内容に関しても、きちんと予約して時間通りに受診すれば、平日と同じ治療を受けることができるでしょう。
ホワイトニングや矯正歯科は、保険診療ではなく自費診療になりますので、この限りではありませんが、日曜日だからといって自費診療の費用が高くなる医院はほぼ無いに等しいでしょう。