あらい歯科ブログ

根管治療とはどんな治療であるのか

2017年6月13日 (火)

歯医者で行われる治療の中で、根管治療という言葉が良く聞かれます。なんだか重要な治療のようですが、いったい根管治療とはどんな治療なのでしょうか?

まず、歯の根の中は空洞になっていて、その中に歯髄が入っています。歯髄とは血管と神経のことで、血管は歯に栄養を供給し、神経は歯の知覚をつかさどっています。

根管治療とは、この歯髄を取り除き、根管の中を洗浄・消毒する治療のことをいいます。根管の中を綺麗にした後は、根管充填といって、根管のなかに薬剤を入れる作業を行います。根管充填を行うことで、根管内に細菌が侵入することを防ぎ、二次感染を予防することができます。その後、被せ物などをすることによって歯の機能を正常に戻すことができます。根管治療が行われるのは、虫歯が歯髄にまで達し、激しい炎症や痛みを訴えた場合です。

当院では、患者さまの歯を「できる限り残すこと」を目標にしているため、将来の歯のことを考えるなら、根管治療を受けてみてはいかがでしょうか。

根管治療の期間は人によってさまざまで、その人の歯の形によって変わってきます。根管が歯の根に沿った真っ直ぐな形をしている場合は、2週間から3週間で治療を終えることができます。しかし、炎症がひどい場合や根管の形状が変わっている場合は、2か月以上かかることもあります。


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朝一サーフ

2017年6月11日 (日)

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おはようございます。

今朝は、2時40分に起きて、湘南に向かい、日の出前からサーフィンしました。
相変わらず上手になりませんが、海に入るとスッキリします。
4時過ぎに入水しましたが、すでに二人
入ってる人がいました。
みんな早いな〜。
でも、混んでくる前に一時間ほどさくっとサーフィンしてまあまあ楽しめました。もうちょっと波あると良かったですけどね〜(^-^)


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治療後にくる痛みの原因とは

2017年6月8日 (木)

歯医者で虫歯等の治療を行った後に、全ての悩みが無くなるわけではなく痛みが来る事もあります。

こうした治療後の痛みの原因として、治療ミスによって虫歯を残してしまったのではと懸念される方も居ますが、多くの例ではこうしたミスから発生するのではなく、神経が過敏に反応している事から来るものです。

もちろん歯医者での治療が全て完璧というわけではなく、虫歯を取り残す等のミスから治療後の痛みに繋がる事もあるのですが、歯の治療においては神経が刺激されるために、虫歯を取り除いた後に神経が過敏状態になります。

治療後の数日程度はこうした過敏な状態が継続する為に、虫歯と似たような痛みを味わう可能性もあり、例えば固いものが歯に当たって刺激があれば、それが痛みとして響いたり、熱いものや冷たいものを飲食した時に痛みが発生することもあります。

歯科医院に治療後の不快感や痛みで通院してくる患者さんの大半は、神経の過敏状態から来ているものであり、数日程度で痛みがひいていく可能性が高いと言えます。

一週間程痛みが続いても、薬の力も必要とせずに痛みが無くなっていく事も多く、仮に一か月以上も痛みが続くような場合は、歯科医院に連絡して診察してもらいましょう。

よく、「歯の神経を取ったのになんで噛むと痛いんですか?」と聞かれることがあります。

歯の神経の治療とは、歯の中の神経を、根の先で切断して取り除いています。脳から派生している神経を根の先端で切断していますので、その切断面の傷が癒えるまで、しばらくは噛むと痛いものなのです。

また、以前に根管治療を行なっている歯が、何らかの原因で感染を起こし、再度根管治療を必要とする事もあります。あまりに腫れている場合は切開治療を行って膿を外に出すこともあります。また、ストレスといった精神面の影響から痛みが出る事もありますから、治療後の歯の痛みは様々です。


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メタルフリーになることでどのようなメリットがあるのか

2017年6月3日 (土)

メタルフリーとは、従来の金属のかぶせものや金属の土台を使わない歯科治療を指します。

日本の保険治療範囲内での治療の多くは、詰め物やかぶせものに金属が使われています。

この金属が口の中で錆びたり溶けてしまうことで、アレルギーなど様々な問題が現れます。その為メタルフリーにするメリットには、まず金属アレルギー防止が挙げられます。

当院でも歯科治療でのアレルギー防止に取り組んでいます。メタル素材を使わない事で、歯科治療に使用する素材の化学的な結合を期待でき、接着力を10倍近くにできる利点もあります。その為、耐久性があがることも期待されます。

そして、金属を長い期間口腔内に入れていると、金属アレルギーによる水疱が出来る可能性があるので、メタルフリーにすることでそれも防げます。

最近では金属によるホルモンバランスの乱れや、免疫力の低下なども問題視されるようになっています。その為、金属を使わないメタルフリーの治療方法が注目を集めたというわけです。

他にも、ハイブリッドセラミックという、プラスチックとセラミックを混ぜた素材を使用しているところもあります。

メタルフリーにしたことによって、肩こりや頭痛が改善されたという報告例もあります。歯科治療の素材選びは、心身の健康に大きく影響しているといえます。健康に良い歯科治療をみんなに受けて欲しいという気持ちから、メタルフリー治療を推進しています。

そもそも歯の治療は修理に近いもので、修理したものはいつか壊れるのが運命です。現在の歯科治療では失ったものを再生復活させる歯科治療ではなく、虫歯の進行を食い止める作業が主になります。痛みを伴った虫歯が発見された時、神経を取れば痛みを治める事ができます。

しかし、神経を取ってしまえばもう二度と神経は再生する事はできません。それが現在の歯科治療の限界です。

歯磨きやオーラルケアの大切さを説き、生涯現役の歯を20本残そうという運動は、歯が再生できないことからも力を入れられています。

そして、歯の寿命は神経を取ると10〜15年ほど縮まります。これは論文ベースで出ている統計です。

神経を取った歯は枯れ木のようにモロくなります。そんな脆くなった歯を金属の芯棒(メタルコア)を入れ支えます。

このメタルコアが歯よりも固いために歯が割れる可能性が高まります。

その上に銀歯をかぶせる事になるのですが、銀歯は口の中で徐々に錆びていくため、

虫歯の再発リスクが高まります。

また、一度銀歯をかぶせると虫歯の進行に気づきにくくなります。取り返しのつかない状態の虫歯になるのを防ぐためにも

できるだけ歯を長持ちさせるセラミック修復を取り入れるのがお薦めです。

それが歯を残すための最善の治療と考えられるからです。


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