あらい歯科ブログ

どうやって歯周病を防げばいい?

2017年2月17日 (金)

歯周病を防ぐためには、細菌性の歯垢(プラーク)を歯に残さないことが大切です。

これを、プラークコントロールと言い、適切な歯磨きが基本となります。

口腔内の状態には個人差があり、歯茎に炎症などがある場合、少しやわらかい歯ブラシを使用すると良いです。ペンで字を書く時の持ち方で、ブラシにやや近い部分を軽くにぎります。この持ち方はペングリップと呼ばれ、やさしく細かい磨き方が可能となります。歯並びが良くない部分は、歯ブラシを縦にして磨くなど、様々な磨き方があります。エンドタフトブラシなど、部分磨き専用の歯ブラシを使用する方法も、効果が期待できます。

自分に合った磨き方を修得するには、プロの指導が必要になります。特に、デンタルフロス(糸ようじ)を使用する場合、歯茎を傷つけないことが大切です。患者様が、多忙でなかなか歯医者に通えない場合も考え、当院では土日診療も行っております。歯周病を防ぐためブラッシングだけでなく、喫煙を控えると効果が上がります。タバコに含まれるタールは、歯に付着します。歯磨きで取りきれなかった歯垢や歯石にも付着し、歯周病につながります。歯石を自宅で取ることは難しいため、歯医者を受診することが望ましいです。あらい歯科クリニックでは、患者様のため、ブラッシング指導だけでなく、歯石の除去、定期健診も行っております。タバコにはニコチン、一酸化炭素も含まれ、口の中にある菌に抵抗する力を低下させます。歯周病の予防と健康についても考えると、禁煙が良い方法となります。

食生活を見直すことも大切です。魚を積極的に食べることは、歯周病の予防につながります。魚にはビタミンDが含まれ、歯や骨の健康維持に貢献します。繊維を多く含む野菜も効果的です。よく噛むことで唾液が分泌され、歯垢を着きにくくするなど多くのメリットがあります。また、歯周病の予防にはストレスも関係します。人はストレスを感じると交感神経に働きかけ、唾液の分泌を低下させることが解っています。緊張すると口の中が渇くことも一つの例です。唾液が不足すると、口腔内の清潔を保つことが難しくなり歯周病の原因となります。適度にリラックス&リフレッシュすることも、歯周病の予防につながります。


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